Deep呑んべえの友

立ち飲み、赤提灯、大衆居酒屋など昭和を感じる味のある呑み屋や粋な飲み方の紹介

暖簾でお店の善し悪しは判断できません

全国「自分だけはのれんの雰囲気で中に入らなくてもいいお店かどうか判断できる選手権があったら優勝できるんじゃないか」と思っている(勘違いの)みなさまこんばんは。

 

もう数々の赤提灯を渡り歩いて、背中に哀愁も漂わせているし、服だってしっかり目立たない色でキメているし(単なるズボラ)顔だってスッピンだしその日のお客さんの雰囲気で会話がどうなるかは不明としても、お店自体自分の好きなタイプのお店かちょっと好みとは違うかなというのを見極める目は確かよ。

 

と百戦錬磨の達人のような勢いで新しいお店を見つけては入っていた時が私にもありました。。。あぁぁぁありましたぁっ(遠い目)




でもねやっぱり落とし穴ってなんでもあるんですね。

慣れてきた頃が一番気をつけなきゃいけないっておばあちゃんが言ってた。

あれ本当だったわ。やっぱり年寄りの言う事はちゃんと聞かなきゃなってその時学んだの。

 

ある日、その日も友達と二人で呑んでいてふらっと新しいお店に入ろうって話になったの。そして、呑みながら、熱く語ったのよ。

 

のれんを見たらお店の善し悪しが分かるって。

 

なんならお店の善し悪しはのれんに全て現れていると断言できると言い切っていたの私。

 

 

そしたらなるよね。酔ってる勢いだもの。じゃぁ新しいお店にのれんで嗅ぎ分けて入ろうって。絶対いいお店にいけるよねって。

 

そこでふらふら探してたらもう私の全細胞がここしかないわ!ここは絶対いいお店だわって哀愁よろしくしているお店を発見したの。いい味だしてたのよ。むしろ味しかないお店。

 

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※前回の使い回しの絵では決して断じてありません!ありません。。

 

いい感じの赤提灯の連なり具合、大きい提灯の上には屋根までついていてその歴史を感じさせる雰囲気、そして店の前に重ねてある瓶ビールのケース。それなのにお店の魂であるのれんは古いながらもちゃんと丁寧に扱っていていたであろうことが想像できるほど奇麗に保たれていて、これは間違いない!ここは絶対にいいお店だ!って鳥肌が立ったぐらいだったわ。

 

だから中に入ってみたの。そしたら、そしたらよ、

 

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           ※画力の問題で色々おかしいですがご了承ください

 

なにー!!まさかの居抜きぃぃーーっ!!

 

それは盲点だったわ。

のれんも外観もそのままに、まさか中を改装してきれいな感じにしちゃってて、店主もこの道25年みたいな頑固で布の耐久テスト何年目かなっていう生地が薄くなったTシャツきてるみたいなそんな人が来ると思ってたのに、黒縁眼鏡の似合う長身イケメンがシャツとか着て、爽やかな笑顔でいらっしゃいませとか言ってくるなんて、そんな準備してないまま臨んじゃったわ(何の準備笑)普通外観改装しない?大事じゃない?見た目も(スッピンスウェット姿で言うけど)

 

恐ろしい。なんて恐ろしいの。まさかそんな外面がいい(言い方)のに中身は全然違っていたなんて。いやむしろ女子なら逆に良かったって喜ぶパターンなんだろうけど、今は違うのとりあえず今ではないのこのお店に来るタイミングはっ!!

 

((結論)) 

「のれんだけでお店の善し悪しはわかりません。何があるかどんなお店なのかは入ってからのお楽しみ。それこそハシゴ酒の醍醐味です。」

※とはいえ店主さんも良い方でかなり(じっくり観察して)楽しみました。