粋な呑み人になるための心得やルール
1、常連さんを大事にすべし
常連さんが通ってくれてお店がなり立ってきた歴史がずっと続いていたからこそ今素晴らしいお店に私は通えると思っています。
もちろん同じお金を払うのだしなんでも遠慮すれば良いとは思いませんが、先人達が守ってくれたお陰で今もこうしてすばらしいお店で呑ませてもらえている幸せに私はいつも感謝していますし、常連さんを大事に考えて呑みに行っています。
なので、常連さんだけではありませんが、周りの方々、店主、自分みんなが不快にならずに呑めるマナーを守る事は延いてはこの先のお店の歴史を紡ぐ事につながるのではと考えています。
郷にいれば郷に従えの精神でみんながマナーを守って楽しく飲むのがまず基本のルールです。
2、ファミレスじゃねぇんだ酒を注文しろ!
飲み屋さんはお酒で利益をとって成り立っていると言っても過言ではありません。お酒を飲まないならこういうお店でなくても他にもお店はいっぱいあります。席数が限られていてその「ひと席の利益」が大事な個人店では、お酒とおつまみ一品程度(お通しがある場合はお酒だけでもいい)は頼んで飲むというのはルールな気がします。
もちろん何杯か呑んで休憩でソフトドリンクは全然ありだと思います。
また、もうお酒も飲み終わって食べ物もないのにダラダラお店に居座るのは粋じゃないので、次の一杯を頼むか、お財布事情が許さない日はさっさと帰りましょう。
3、少人数で訪問しろ!
マックス人数は3人ぐらいまで。しかし、3人はダメという店に行ったこともあるので1人か2人が理想ですがそこはお店によって違うので3人などで行く際は心して置きましょう。行って断られるとこちらもせっかく盛り上がっていた気分も台無しになるし、お店の人もがっかりします。
カウンターだけ席数も7席しかないみたいなお店も多いので少人数での訪問を心がけてください。
4、ベロベロに酔いすぎた状態で行くな!
そんな酔い方粋じゃない。そこまで酔ったら騒いでも大丈夫なカラオケやクラブなど適したお店に行きましょう(それもほどほどに)
べろべろな状態の人は自分では気づかないかもしれませんが声も大きく、空気が読めない状態で人に絡みやすいです。
少人数でお店を切り盛りしているような呑み屋では酔っ払いの相手は大変すぎて次から出禁になる可能性もあります。そうならないためにも自分でも今日は酔っているなという場合は行くのを控えましょう。
そしてすでに酒場で呑んでいる途中で自分の酔い具合がちょっと深く行き過ぎちゃったなという時には潔く帰りましょう。明日があるさ、明日がある。
5、騒ぎすぎてほかのお客さんに迷惑をかけるな!
小さいお店ではお店にいる全員が運命共同体のようなものだと思います。全員が主役で全員が楽しめたら最高だと思います。お互いがお互いのことを考えて飲みましょう。
1人で料理やお酒を楽しんでうるさくない程度の心地いい雑音に紛れてストレス発散しているなんて人もいるかもしれません。他の人の事を考えて呑むなんて昭和の義理人情がまだ残る大衆居酒屋ならではの素敵な文化だと私は思って酒場が好きな理由です。
6、譲り合いの精神を忘れるな!
カウンターに座っただけで、奥のトイレ行くにもかなり体を細めないと通れないような極小店もたくさんあります。
また他のお客さんが来たらなるべく多くの方が入れるように、まず行く段階で荷物は少なく持っていき、新しいお客さんにスペースを譲りましょう。椅子にカバン置いてスペースを占領するなんてことはやめましょう。
7、知らない人に話しかける時は最大限に空気を読め!
女の1人飲みでは声をかけられて楽しく飲めるときもありますがしつこく話しかけられすぎて嫌な思いをすることもあります。
また女性でなくても、その日は話したくない気分の時は誰でもあります。
ただお客同士の距離の近さや会話を楽しむのも立ち飲みや大衆居酒屋のようなお店の魅力でもあります。
空気を読む力が試されているのが昭和の酒場。軽く話しかけて嫌だなという雰囲気を出したらそれ以上盛り上げよう!!などという空気の読めないありがた迷惑はやめてそっとしておきましょう。
8、お会計はスマートに終わらせろ!
お会計で揉めるのはスマートな飲み方とは言えません。だいたい友達と一緒に行った際にごちゃごちゃする事が多いですが、人生全体で半分になるだろうさ!と大きく構えて出せる方がその場合で出すか、最初から揉めないように別で会計にしてもらうように頼んでおくなどして、とりあえずお金を払う時にモタモタするのはやめましょう。
そして全員一万円どうしようという状況やお店もお釣りが足りないかもという状況を作らないためにも千円札や小銭を持っていると粋of粋な呑み人と言えるでしょう!
と、8か条とか色々言いましたが、距離が近く、新しい出会いがあったり、静かに過ごしたいときは読書したりもできる。
そんな酒場の良さをみんなにも知ってもらいたいので、難しく考えずに謙虚に訪れ呑んでいれば常連さんが優しく教えてくれるので取りあえず行って楽しもう!
((結論))
行ってみると世の中の人間ってみんな優しいしいいものだなと人の温かさを感じる。それが大衆居酒屋!勇気を出して行ってみよう!